施術事例

オステオパシーでは対応できる疾患が広範というのも特徴の 1つです。
肩こり、腰痛など一般的な諸症状はもちろんのこと、その他、多岐に渡る疾患に対応しています。
まずは一度お気軽にご相談ください。

オステオパシーは現代医学に変わるものではなく補完医療としての役割を担っています。
病態・症状によって現代医学と併用していただくことも、もちろん可能です。

なお、こちらに掲載する事例は成果を保証するものではありません。
また、同じ疾患でも改善するまでの時間にも個人差がありますので参考までにご覧いただければと思います。

 

40代女性 股関節痛

詳細

股関節痛。整形外科で臼蓋形成不全、股関節唇損傷と診断される。
整体に通うも変化がないためホームページをご覧になって来室。

施術内容

問診を通して構造的な問題だけではなく精神的な問題が強く影響しているように感じました。
初診時は仙骨を中心に足から頭までバランスをとるように施術。

以降 2週間に1度の割合で来室。回数を重ねるごとに順調に回復していき 5か月後には当初の主訴は消失。
現在は不安や恐怖心もなく快適に日常生活を送っています。

解説

20年前のスキーによる転倒、また過去のトラウマにより、からだの機能が著しく低下している状態でした。
主訴の股関節痛は二次的な問題で原因の本質は股関節の構造面にはありませんでした。

施術では骨盤、脊柱、頭蓋の可動性を高め、自律神経系やホルモンバランスを整えるようにソフトな手法でアプローチしていきました。
またトラウマに対してもアプローチを行っています。

からだとこころは密接な繋がりをもちます。

過去のストレスやトラウマなど意識下で処理できない感情は無意識下に閉じ込めてしまう傾向にあります。そして、それが症状と因果関係を持っていることも決して珍しくありません。

オステオパシーでは「身体」「精神」「精神(魂)」三位一体として定義されています。そして、3つのバランスがとれ調和されたときが真の健康であると考えられています。

 

50代女性  パニック障害・めまい・耳鳴り・難聴

詳細

股関節痛が主訴でホームページをご覧になって来室。
問診で股関節痛以外にも複数症状に悩まされていることを確認する。

めまい・耳鳴りは地元の耳鼻科で定期的に検査。
眼振が認められ投薬治療を数年来継続的に行っているが一進一退の状態。

その他、パニック障害の既往もありバスに乗車することができない。

施術内容

第一次呼吸システムが著しく低下していることから初診時から数回にかけて第一次呼吸メカニズムの回復を中心に施術を繰り返していきました。

2週間に 1度の頻度で来室いただき、主訴の股関節痛は早期に改善。また、当初あった眼振もなくなり、めまいも改善しました。そして、バスも問題なく乗車できるようになったとの報告を受けました。

現在は耳鳴りと難聴の改善に向けて継続的に施術を行っています。

解説

硬膜(こうまく)と呼ばれる頭から仙骨にかけて繋がる組織の緊張が強く、過去に何らかの強い外的なストレスを受けた影響を感じました。

ご本人に確認したところ、高校生のときに運動会で頭から強く転倒、一時的に意識を失ったことがあったとのことでした。

各種検査を行い脳震盪との因果関係の確定までには至りませんでしたが、この転倒が現在の症状と何らかの相関関係をもつことは容易に想像ができました。

オステオパシーでは一般的な呼吸とは異なる「第一次呼吸メカニズム」という概念があり、この第一次呼吸メカニズムは生体に流れる生命エネルギーと繋がりを持つと考えられています。

中国では「気」、インドでは「プラーナ」と呼び方が変わりますが、オステオパシーでも、この目に見えないエネルギーを扱うための概念や手法が長い歴史をとおして伝えられてきています。

 

50代女性  皮膚発赤・かゆみ

詳細

骨盤の歪み。頭部・頸部(首)を中心とした原因不明のかゆみを改善したいとの希望で紹介で来室。

首を中心に発赤があり、皮膚科で処方された塗り薬を使用している。

施術内容

首から頭部にかけて循環障害が起きているように感じました。

またエネルギーのブロックもあり、エネルギー的な側面も含め全身の循環を向上させていく方向に施術を行いました。

初診時は足から頭まで全身調整を行い、初診治療後(画像2)に首の赤みが薄くなっていることを確認しました。

その後、2週間に1度の頻度で来室いただき 3か月後には首の赤みは消失。かゆみ止めの塗り薬を使う機会もほとんどなくなったとの報告を受けました。

解説

頭部、首周囲には全身の循環に関係する重要な動脈、静脈、リンパが集まっています。

からだには不純物(毒素)を排泄する機能が備わっていますが、この排泄する機能が低下すると皮膚に症状を呈することも少なくありません。

オステオパシーの歴史を見るとインフルエンザやスペイン風邪など当時の医学では改善が難しい問題に対しても結果を残しています。

血液をはじめとした体液やエネルギー循環の低下は皮膚症状だけではなく、他症状の引き金になっていることもあります。

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(画像1.)  初回施術前

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(画像2.)  初回施術直後

 

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(画像3.)  3か月後

 

50代男性 首の痛み

詳細

単身赴任で東京に。運動でボールを投げた時に首に強い痛みを覚える。

地元でオステオパシー治療を受け一時の強い痛みは改善も完治には至らず。

継続治療として前院からの紹介で来室。

施術内容

筋膜を使った評価(検査)から頚椎(けいつい)の亜脱臼から生じている症状という仮説を立て施術をしました。

また、首だけに限らず、頭部に強い緊張がありました。過去に交通事故や転倒など強く頭を打った経験がないか確認したところ、子どもの時に高所より頭から落ちたことがあるとのことでした。

施術では頚椎の亜脱臼部をインダイレクトと呼ばれるソフトな技術で矯正を行い、あわせて頭部の緊張をとるように頭蓋骨に対してアプローチを行いました。

仕事の関係で定期的に来室できないようでしたので不定期に施術。5回目の施術で無事治癒となりました。

解説

転倒などの強い外的なストレスは症状が消失したあとも痕跡をからだに残すことが多々あります。
特に頭部の外傷は脳神経に影響を及ぼすこともあるため慎重に扱う領域でもあります。

今回のケースでは過去の頭部の外傷から背骨の可動性が低下し、許容範囲を超えるストレスから腕を介して頸部(頚椎)に負担が生じた結果であったと考えています。

頭蓋骨はボーリングのボールのように 1つの塊ではなく複数の骨がパズル状に組み合わさった複雑な構造になっています。

頭蓋骨と脳は膜組織を介して繋がりをもつため、オステオパシーでは頭蓋領域をとても重視しています。

 

60代男性 腰痛(坐骨神経痛)

詳細

過去にゴルフで下肢を痛めた経験があり、そちらは当治療室の施術で治癒。

暫くは快調に過ごしていたがギックリ腰から暫く続く腰痛に悩まされていると相談を受ける。

整形外科ではブロック注射を行うも改善は見られず約1年ぶりに来室。

詳細

検査をしたところ骨盤の捻じれ、そして脚長差を確認しました。

さらに詳細に検査したところ骨盤の捻じれそのものが原因ではなく、前立腺周辺の緊張が骨盤の捻じれを生じさせているという仮説を検査結果から立てました。

ソフトでゆるやかな施術で前立腺を含む骨盤内器官のバランスをとり、初回施術後に主訴は消失。

念のため、2週間後に確認・調整予定でしたが、予後良好との連絡をいただき1回の施術で終了となりました。

解説

内臓のトラブルは内臓そのものに問題が生じる前に関連する筋肉や筋膜に問題として表出することがあります。

今回のケースでは発生機序として一般的によくあるギックリ腰でしたが問題が骨盤内臓器にあったために整形外科での対処では改善が乏しかったように思います。

骨盤内臓器はからだの可動性に大きな影響を及ぼすとも言われていて腰痛、股関節痛の原因となっていることも少なくありません。

その他、内臓が起因してのからだのトラブルは多くあります。日頃の食生活も大きく影響しているので摂取するものを注意する必要もあります。

また、このような内臓が起因する症状は神経反射で筋肉が緊張することが多いです。
マッサージ的な手法ではなかなか改善しないので注意が必要です。

 

40代女性 肘の痛み

詳細

趣味で卓球に打ち込んでいる。右肘が激痛で大好きな卓球をプレーすることができなくなってきた。

ホームページをご覧になって来室。

施術内容

「テニス肘」と一般的に言われる症状でした。

部分評価では筋肉が付着する肘の部分に炎症を認め、全体評価では胸郭(主に胸骨周辺)の可動制限を確認しました。

問診で数カ月前に自転車で激しく転倒したとの報告を受けたこともあり、肘の炎症は二次的な病変と判断し、主に胸郭・脊柱を中心に施術を重ねていきました。

すぐに回復には至らず最初の数回は変化が乏しかったものの、6回目の施術時には主症状もなくなり無事終了となりました。

解説

自転車で激しく転倒した際の記憶が曖昧でしたが、からだの状態から胸部を打ったか、からだを強く捻って転倒したようでした。

胸郭(きょうかく)と呼ばれる部分は背骨、胸骨、肋骨で構成されています。
ボールを打つときに、この胸郭に可動制限があることで手打ちになってしまい、結果、肘に炎症を起こしていたと考えられました。

オステオパシーでは、からだを1つのユニット(機能体)として捉えます。
痛みがあるところ=原因とは考えず、解剖学、生理学の知識をもとに全身の繋がりから問題の原因を探しアプローチしていきます。