女性が子宮全摘手術を受ける理由はさまざまですが手術後の生活で思いがけない影響が現れることがあります。そのひとつが筋膜の癒着による骨盤や股関節への影響です。この記事では子宮全摘後に起こる可能性のある筋膜の癒着と、それが骨盤や股関節に与える影響についてわかりやすく解説します。
筋膜ってなに?なぜ癒着するの?
筋膜とは筋肉や臓器を包み込み支える繊維組織のことです。健康な状態では筋膜は柔軟で滑らかに動きますが、手術や外傷などで癒着が生じると、その動きが制限されてしまいます。
子宮全摘手術後、体が回復する過程で筋膜が不自然にくっついてしまうことがあります。このような癒着は骨盤内で発生し周囲の臓器や筋肉に影響を与える可能性があります。
骨盤の不調が股関節に与える影響
骨盤は体の中心に位置し姿勢や動作に大きな役割を果たしています。しかし、筋膜の癒着によって骨盤が正しい位置に保たれなくなると股関節にも負担がかかります。これが股関節痛の原因となることがあります。
さらに筋膜の癒着が骨盤周辺の神経を刺激すると股関節やその周辺に痛みが広がることもあります。実際、子宮全摘手術を受けた女性の中には術後に股関節痛を感じる方が少なくありません。
まとめ
もし子宮全摘手術後に股関節痛を感じている場合、筋膜の癒着が原因かもしれません。その際は、無理をせず専門家に相談することをお勧めします。